OmniProbe 400
このカタログでは、当社のフラッグシップ・ナノマニピュレーターであるOmniProbe 400の特徴と利点について説明しています。
OmniProbe 400 は第 9 世代のナノマニピュレータで、最新技術のピエゾ駆動方式を採用し、このクラス最高のナノスケール位置決め精度を実現しました。フレキシビリティを重要視するとともに、高い解像度と高いスループットが求められるアプリケーションに最適なナノマニピュレータです。
第9世代のナノマニピュレーターであるOmniProbe 400は、クラス最高のナノスケールの位置決めを実現するために革新的な圧電アクチュエータを採用しています。柔軟性と性能を最大限に高めるために最適化されたOmniProbe 400は、高分解能で高スループットのアプリケーション向けの究極のナノマニピュレーターです。
SEMでのナノスケールの操作や検査、FIBでの様々なリフトアウトTEM試料の前処理が、最適化された作業距離を保ちながら簡単に行えます。
ナノメーター分解能のピエゾアクチュエーターと10nmクローズドループエンコーダーが、業界をリードする正確さとリニアリティ、スムーズな動作を実現します。
自動制御が最小限のステップで結果を出せます。
OmniProbe 400はクローズドループ制御を採用し、滑らかな動きと正確性、高度なインテグレーションを実現しています。 さらに非常に高い動作分解能のために、OmniProbe 400はモーター制御の同心円回転機構と、チャンバー内での素早いチップ交換を標準で搭載しています。:
チップは視野内に維持され、試料の喪失や不意なベントの危険性が無く素早くチップ先端を先鋭化や試料方向の再設定ができます。
お客様のアプリケーションに最適なOmniProbeを選択し、仕様を比較するために、以下の比較表をご覧ください。
仕様 | OMNIPROBE | ||
Cryo | OmniProbe350 | OmniProbe400 | |
リニアリティ | 500 nm | 500 nm | 250 nm |
エンコーダー分解能 | <50 nm | <50 nm | 10nm |
挿入再現性 | 15 μm* | 5 μm | 2 μm |
最小速度 | 50 nm/s | 50 nm/s | 10 nm/s |
最高速度 | 250 μm/s | 250 μm/s | 500 μm/s |
同心回転 | ✘ | ✘ | ✔ |
温度センサー内蔵 | ✔ | ✘ | ✘ |
アプリケーション | |||
Site specific lift-out | ✔ | ✔ | ✔ |
Plan-view | P | P | ✔ |
Vent free plan-view | ✘ | ✘ | ✔ |
Backside Thinning | ✘ | ✘ | P |
アトムプローブトモグラフィー試料の前処理 | P | P | ✔ |
極低温リフトアウト | ✔ | ✘ | ✘ |
電圧コントラストイメージング | ✔ | ✔ | ✔ |
チャージの中和 | ✔ | ✔ | ✔ |
On-Tip分析 | ✘ | ✘ | ✔ |
EBIC測定 | ✘ | O | O |
EBAC測定 | ✘ | O | O |
in Situチップ交換 | ✘ | O | ✔ |
P: OmniPivotホルダが必要 O: オプション * 一定温度において
太陽電池は世界的に普及が進んでおり、高効率化のためにはmc-Siセルの生産性向上が重要です。これらの太陽電池のEBIC、TEM、APTを用いた解析