EBSD Explained
EBSD Explainedは24ページのチュートリアルで、新規の方にはこのテーマの基礎となる科学的な基礎を与えるだけでなく、信頼性の高い正確なEBSDの結果を得るために理論がどのように実際に適用されるかを示しています。(英語技術資料)
電子後方散乱回折(EBSD)は、走査電子顕微鏡(SEM)による手法のひとつであり、試料の微細構造に関する結晶系の情報を得ることができます。EBSDでは、静止した電子ビームが傾斜した結晶試料と相互作用し、回折した電子がパターンを形成、蛍光スクリーンで検出されます。回折パターンは生成された試料の領域における結晶構造および結晶配向に特有なものになります。従って、回折パターンは、結晶配向の特定、結晶系の異なる相の識別、結晶粒界の特徴、および結晶の局所的完全性についての情報などを明らかにするために利用することができます。
AZtec EBSDシステムは、世界最速で最も高感度のEBSD検出器であるSymmetry S3の速度と感度をAZtecHKLソフトウェアの優れた分析性能と組み合わせて、電子後方散乱回折(EBSD)と透過菊池パターン(TKD)解析のための強力で用途の広いツールとして構築されています。
産業分野 | 材料 | EBSD解析項目 |
金属研究と金属加工 | 金属、合金 | 粒度 |
航空宇宙 | 金属間化合物 | 結晶粒界の特性評価 |
自動車 | 介在物 / 析出物 / 第二相 | 全体集合組織 |
原子力 | セラミックス | 局所的集合組織 |
マイクロエレクトロニクス | 薄膜 | 対応粒界の特性評価 |
地球科学 | 太陽電池 | 再結晶/変形分率 |
学術研究 | 地質 | 下部構造解析 |
半導体 | 結晶相同定 | |
超電導 | 結晶相分率 / 分布 | |
氷雪 | 結晶相変態 | |
金属 / セラミクス混合物 | 破壊解析 | |
骨、歯 | 結晶粒間/相間の結晶方位および結晶方位差の関係 |
EBSDの詳細については、専用サイトebsd.jpをご覧ください。専用サイトでは、EBSDの基礎から、高度な技術や応用まで、皆様のニーズにお応えしたEBSD情報を豊富に掲載しています。
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