類似の結晶構造を持つ鉱物の迅速な特性評価
電子後方散乱回折(EBSD)とエネルギー分散型X線分析法(EDS)を組み合わせて地質学的試料の特性を調べることで、試料の形成や歴史に関するより多くの情報を得ることができます。
(日本語アプリケーションノート)
岩石の組成を理解することは、多くの目的のために非常に一般的な要件です。これは、岩石の中に含まれる鉱物を特定することで、岩石の種類を特定することを意味します。あるいは、その岩石の中に特定の価値を持つ成分や、特定の健康被害をもたらす成分が含まれているかどうかを判断することもできます。いずれにしても、まず最初のステップは、岩石に含まれる元素が何であるか、そしてそれらがお互いにどのように関係しているかを判断することです。
地質学者はしばしば未知の岩石のサンプルを提示され、その中に何が含まれているかを調べる必要があります。これは地質図を作成したり、その地域の歴史を決定したりするために必要な場合もあります。あるいは、鉱区の修復を計画する際に、ヒ素のような元素が存在するかどうかを判断することもあります。
さまざまな鉱物はさまざまな元素の組み合わせを持っており、多くの場合その組成からその鉱物が何であるかを調べることができます。これはEDSを装備したSEMでは、関心のある点の個別測定から線に沿ったマッピングや組成の測定まで、様々なアプローチで達成されることが多いです。
非常に広い範囲の元素マップは、SEM で地質サンプルを理解するための最良の方法の一つです。マップ内の各ポイントに存在する各元素を記録することで、マップ全体で一貫した元素比が存在する場所を迅速に把握することができます。これらの一貫した比率は鉱物を表します。これらを自動的に識別することで、岩石中にどのような鉱物が含まれているか、またその相対的な割合をすぐに理解することができ、岩石が何であるかを決定するプロセスを迅速に開始することができます。
電子後方散乱回折(EBSD)とエネルギー分散型X線分析法(EDS)を組み合わせて地質学的試料の特性を調べることで、試料の形成や歴史に関するより多くの情報を得ることができます。
(日本語アプリケーションノート)
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