Tru-Qは、新しい技術と既存の技術を独自に組み合わせたもので、自動でリアルタイムの元素同定と組成決定を実現します。これらの技術には次のようなものがあります。:
FLS – スペクトルからX線バックグラウンドを除去し、同定された元素のピークプロファイルをフィットさせてピーク領域を計算するためのロバストなアルゴリズム。
QCAL – すべての元素のピークプロファイルの正確な位置、分解能、形状を決定するための新しい独自のアプローチにより、純粋な元素のピーク面積と相対的な強度 (“kレシオ”)の計算に新たなレベルの精度をもたらします。
XPP – Kレシオを元素濃度に変換するマトリックス補正アルゴリズムは、あらゆる種類のサンプルでより正確な結果が得られることが証明されています。
PPC – 非常に高いカウント率で存在するパイルアップしたX線を予測し、スペクトル内の正しい位置に戻すための特別なアルゴリズムをさらに改良
AutoID – ピークの重なりが激しい場合でも、スペクトルのピーク内容を分析し、原因となる元素を推測するための改良されたアルゴリズム
これらの技術を組み合わせることで、AZtec®は、高計数率で短い収集時間でデータを収集した場合でも、ユーザーの介入なしに自動ピーク同定や自動スタンダードレス分析を行うなど、他に類を見ない高品質な結果を提供します。この資料では、主な技術の詳細について説明し、Tru-Qを使用することで、これまで何度も分析された標準的な材料を使用して、高い精度で定量的な結果を得ることができることを示しています。 Tru-Qは、オックスフォード・インストゥルメンツが提供するハードウェアおよびソフトウェアの重要なコンポーネントで、Ultim® MaxおよびX-Max®シリコンドリフト検出器（SDD）の速度を使用して、数秒で信頼性の高い結果を提供します。
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