AZtecAsbestos は、繊維状物質を検出することに特化した、画期的なソフトェアです。機械学習モデルを適用することで繊維状物質を自動的に検出し、EDSの分析結果により分類を行います。
AZtecAsbestos では以下が可能です。
AZtecAsbestosは、プリセットされた機械学習モデルを用いることで繊維状物質を検出するために最適化された、下記的なソフトウェアです。SEMによる分析を自動化し、繊維状物質を検出、分析し、その種類を分類します。EDSを組成決定に用い、検出された繊維状物質は、AZtecAsbestos のユーザープロファイルに付属する、カスタマイズも可能な分類スキームによって分類されます。
最小限の操作によって繊維状物質を検出するように特別にデザインされた機械学習モデルは、画像のしきい値設定を必要とせずに繊維状物質を検出します。これは大きく2つの利点があります。1)一貫性の向上 2)試験の設定にかかる時間と労力の削減
繊維状物質を保持したフィルタ全体からのデータ収集(アスベスト繊維を赤色で表示)
AZtecAsbestosは非常に使いやすく、また新規のユーザーが使い始めることをより容易にするステップノートを準備しています。これは全員が同じ分析ルーチンを実行するためにも役立ちます。
ユーザープロファイルには、分析開始に役立つプリセット値(画像サイズなど)が設定されています。これらの設定は、良い結果を得るために、変更(および再利用するために保存)することができます。
AZtecAsbestosは、オックスフォード･インストゥルメンツの Ultim Max Infinity または Xplore EDS検出器とAZtecLive のTru-Q IQアルゴリズムを用いて、非常に高いスループット条件においても、正確な元素の同定と定量を保証します。
AZtecAsbestosは、たとえ繊維が曲がっていたり、重なり合っていたりしても、効率的にその分離が可能です。また、まっすぐではない繊維においても、その真の長さを正確に測長します。
付属の分類スキームを簡単に編集可能
ユーザーが定義した条件が満たされた場合に、解析を自動的に終了 (たとえば、特定の種類の繊維が20本見つかった場合など)
粒子のより詳細な追加分析を同じAZtecLiveソフトウェアにより実施可能
幅広いタイプのSEMに対応
形態フィルタとEDSフィルタを追加で適用することで、関心のある繊維のみにフォーカスし、時間とリソースを節約 – 特定条件(アスペクト比、組成)を満たす対象から自動的に追加データを取得
広領域に対する、自動分析が可能（視野間は、重複率または間隔のいずれかで設定）
サンプル中の繊維本数を正確に計測するための繊維再構成
AZtecFeatureで利用可能な様々なレポートテンプレートから選択(粒子分類など)
AZtecAsbestosでは、オペレータはすぐさまにデータの収集を開始できます。機械学習アルゴリズムは、BSE画像を収集するとともに自動的に起動し、繊維状物質を検出します。その後、検出された各繊維に電子ビームが照射され、それらからのＥＤＳデータを取得します。各繊維のEDSスペクトルの定量値はAZtecAsbestosのクラス分類スキームによってフィルタリングに使用され、繊維はそれぞれのクラス基準を満たしたかにより分類されます。
AZtecAsbestsの分類スキームはカスタマイズが可能であり、特定のニーズにあわせて調整できるため、クラスやサブクラスを追加したり、既存のクラスを編集したりすることが可能です。
BSE画像収集
AZtecAsbestosによる繊維状物質検出
繊維状物質の分類（アスベストを赤で表示）
Xploreは高いスループットを誇るコンパクトは検出器であり、電子顕微鏡を用いたルーチン分析用に設計されました。この革新な設計は、クラスをリードする大面積検出器であるUltimから得られる結果と同様の品質、精度を、より小さなパッケージにおいて提供します。
AZtecFeatureは、世界をリードするSEM用の粒子解析ソリューションです。スマートなアプローチの組み合わせにより、最高レベルのスループットと精度を両立するFeatureExpressアップグレードをリリースしました。様々な粒子解析アプリケーションで分析者が必要とする質の高い分析結果を提供します。
従来のSEＭにおけるEDSでは非常に難しいとされる、25nm以下のナノ構造における特性評価、最表面の非常に薄い層の観察、非常に低い加速電圧や短い焦点距離での分析には、Extreme Infinity をご検討ください。もっとも少ないビーム電流と、短い焦点距離で活用できるよう最適化されたシステムはさらに、低エネルギー領域における最高のエネルギー分解能を備えています。
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