Symmetryを使用した複雑な岩石試料の解析
地質試料は、非導電性であるだけでなく、多くの岩石は多数の相を含んでおり、一般的に対称性が低く、比較的弱い回折パターンを生成することが多いため、EBSDを用いた分析は非常に困難です。課題は2つあります：第一に、EBSD検出器は短時間で高分解能のEBSPを取得するのに十分な感度が必要であり、第二に、ソフトウェアはサンプル中に存在するすべての鉱物を確実に区別することができる必要があります。
このアプリケーションでは、AZtec®ソフトウェアとCMOSベースのSymmetry®検出器を組み合わせて、多相の変形エクロガイトサンプルの分析に成功したことを実証しています。また、AZtecの高度な指数付けアルゴリズムとEDSデータとの完全統合により、全ての相の信頼性の高い正確な測定が可能になりました。
アプリケーションノートをダウンロードすることで得られる情報:
- エクロガイト試料をわずか1時間以上で効果的に分析し、10相すべての優れた測定を行い、EDSを介して化学分析を行う場合には同時に特性評価を行うことができます。
- これらの結果により、研究者は、サンプルが採取された一連の岩石の変成と構造の進化を、これまでにないほど詳細に理解することができるようになりました。
*このアプリケーションノートではX-Maxについて説明していますが、現在Ultim Maxにアップグレードされています。
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